Anymix Pro ユーザー・ストーリー
シェリル・オッテンリッター氏 / Ott House Audio

シェリル・オッテンリッター(Cheryl Ottenritter)氏は、米メリーランド州にあるポストプロダクションのスタジオ、Ott House Audio の設立者で、主に映画やテレビ番組の音声業務を行っています。Anymix Pro のヘビーユーザーである彼女は、日々のワークフローの中で、このサラウンド・プラグインをどのように活用しているかを語ってくれました。
 
放送品質のアップミックス機能
 

「私たちは本当に、Anymix を毎日使っているんですよ。」Ott House Audio では多くの長尺コンテンツを手掛けており、頻繁にライブラリ・ミュージック(著作権フリーあるいは使用の度に支払いが生じる音楽素材)を頼りとしているとのことです。「そのような音源を利用しているということは、5.1chを考慮して作曲したり、5.1chのファイルを提供してくれる音楽家との仕事には、恵まれていないということです。自分達で 5.1ch の音楽ミックスを作り出さねばなりません。ですからAnymix のアップミックス機能は、とても有り難いのです。」

 
放送番組や映画の為の作業に、高品質な 5.1 や 7.1ch のアップミックス業務が必要とされ、2013年に Otto House Audio の面々は、新しいソリューションを求めたとのことです。その結果、数本もの Anymix が導入されることになりました。「以前、使用していたツールは機能的に不十分で、音質もあまり良いものではありませんでした。」「そこで Anymix Pro を試したところ、その結果は大変好ましいものでした。とても素晴らしいアップミックスのソフトウェアなので、本当に楽しく使っているのです。」
 
 

“ もしも以前のような方法で
作業を進めていたらこの仕事は
倍の時間が掛かったことでしょう。”

 
 
 

 
 

 
Photos courtesy of Ott House Audio

 
 
パンニング機能による作業の効率化
 
しかし Anymix の機能は、アップミックスだけではありません。使用していくにつれ、シェリル氏と彼女のチームは、パンニング機能の素晴らしさを見出していきました。入力チャンネルの動作調整から、distance dependent 機能(音源とリスニング位置の距離による、音量やEQの自動調整)までに至ります。「Anymix のパンニング機能は、実際に Pro Tools 標準のパンナーよりもずっと優れています。効果的で、現実に近いサウンドなのです。」
 
最近手掛けた作品において、彼女はサウンド全体を360°ぐるっと回転させました。Anymix を使って空間を動かし、臨場感のある雰囲気を作り上げたのです。「Anymix を使えば、より自然な音声表現が可能で、周りの雰囲気や動きのペースをリアルに、しかも迅速に作り出すことが出来ますね。」
 
distance dependent 機能の利用によって、彼女のワークフローは効率が高まり、作業時間が大幅に節約されました。「そのオーディオ・トラックに私が適用した、パン、EQ、音量の全調整を、もしも以前のような方法で行っていたら、2倍もの時間が掛かったでしょう。クライアントも、仕事の速さに驚いていましたよ。」
 
 
“ クリエイティブなモードでいられるのです。”
 
このビジネスでの20年以上もの間に、シェリル氏は様々な賞に輝いています。その中にはエミー賞、何度かのテリー賞や International Monitor Awards も含まれます。Otto House Audio は、シェリルと彼女の夫によって2003年に設立されました。スミソニアン美術館、ナショナル・ジオグラフィック・チャンネル、PBS(Public Broadcasting Service)、オグリヴィPRなどをクライアントとして、オーディオのポストプロダクション業務を行っています。
 
映画館の現場でも Anymix を駆使し、11.2ch サラウンドのショート・フィルムの仕事を完成させながらも、シェリル氏は新しいプロジェクトを楽しみにしています。「次の仕事は、あるダンス・プロダクションの舞台裏ドキュメンタリー・フィルムです。」「力強い内容の作品なので、人の声やアンビエンス素材を処理するうえで、きっと Anymix が頼りになるはずです。」さらに彼女は続けます。「もう1つ楽しみにしているのは、U.S.国立公園局のガイド・ツアーです。これは私達にとって初体験で、ジョン・ウィルクス・ブースがリンカーン大統領の暗殺後に入った監獄の情景を、音声で再現することになります。」
 
シェリル氏は実に多くの仕事で Anymix を活用していますが、その全ては自然なサラウンド音環境を作り出すことが狙いです。彼女は Anymix について、機能群だけでなく、自身のワークフローにフィットすることを評価しています。「Anymix によって作業は楽になります。全ての機能やパラメータを通じて考えを巡らすのではなく、自分自身がクリエイティブなモードでいられるのです。だから私は、Anymix を本当に楽しく使っていられるのだと思います。よりクリエイティブにさせてくれるのです。」
 
>> Ott House Audio のウェブサイト