音声レベルがパンニングを制御
サウンドの強さがパンナーをコントロールします。音源に反応して動作を作り出す仕様です。想像してみてください。ビートやアクセントに合わせてドラムやシンセ・サウンドが動き回ります。音楽からポストプロダクション用途まで、そしてステレオからDolby Atmos®互換の出力まで対応します。
パンニング・モード
2種類の動作方式のうち「PAN」モードは、端から端への一般的なパンニング動作です。2つのポイント(開始点→終了点)を設定して、その間を音源が動きます。入力信号が大きいほど、開始点から終了点への移動幅が大きくなります。
スライディング・モード
音声信号が特定レベル(スレッショルド値)に達すると、音源は設定した経路を移動し続けます。前述の「PAN」モードと異なり、「SLIDING」モードは、信号レベルが下がっても開始点には戻りません。入力信号が再度スレッショルド値を超えるまで、音源は留まっています。ドームと称する空間内での、次の動きに続きます。
ステレオ、5.1ch、7.1ch、Ambisonics、バイノーラル、7.1.2chなど、様々な出力に対応。ステレオの場合、マイクの仕様をXY、MS、Blumleinから選択可能です。
例えばスピーカー位置からスタートして、センター・チャンネルへ。あるいは任意の位置から時計回りなど、音源の動作設定は簡単です。
インサートしたトラックの音声ではなく、外部信号を使って、パンニング動作を制御することもできます。
プラグイン画面の中心が、Domeです。音源が作り出す動きは全て、この球体表面に即したものになります。
パラメータ値を無作為に割り当てるボタンを装備。クリックする度に、新しいパンニング経路が設定されます。
エナジー・パンナーには、音響空間の全景でサウンドを動作させるパラメータが揃っています。
システム要件
OS環境:
- macOS 10.11 〜(Appleシリコン搭載環境にネイティブ対応)
- Windows 10 〜
フォーマット:
- AAX Native
- AU v2、AU v3
- VST3(VST2対応は終了しています)