S O N D A とは?
2種類の表示方式
Independent(インディペンデント)とInterleaved(インターリーブ)、2つの表示モードを備えます。
Independent
Mode
複数のステムが、それぞれグループとして配列された表示となります。他のステムとは独立して、レベルの確認が可能です。
Interleaved
Mode
主に複数の測定点における、同じチャンネルのレベル比較に使用されます。テープ/バスまたはPEC/directの計測を、1つのメーター画面に表示したい場合も有効です。
複数のステム比較
Sondaの主な役割は、レベル測定の比較です。
Patchbay(パッチベイ)の仕組みを利用して、設定した測定ポイントを接続します。プラグインのインサート箇所を介して、モニターしたいポイントに測定点をインサートのうえ、メニュー画面上で選択するだけです。
1つのSondaにおいて、同時に最大6つの接続を作成可能です。
Sondaを幾つかインサートしている場合も、個別にパッチを適用可能で、制限がありません。異なる入出力数のステムであっても、比較可能です。
色付けの極めて少ない、ラウドネス・マキシマイザー
スムーズにラウドネスが最適化されたうえ、処理に関するコメントが表示されます。
様々なタイプの情報がチャンネル毎に挙げられて、最後にラウドネス分析の概要が表示されます。
チャンネル毎のピーク、RMS、True Peakのレベル表示だけでなく、静寂部や、全く音声情報が存在しない部分(ミュート)の計測も実行されます。
結果の概要は、以下5通りのラウドネス測定方法によるものです。
– モーメンタリーの最大値
– モーメンタリーの平均値
– ショート・タームの最大値
– ショート・タームの平均
– ロング・ターム
トータル・カスタマイズ
プログラム可能なスケール
各メーターのゲイン、アタック、ディケイ・タイム、それぞれ調整可能で、必要とされるダイナミクス要件に適合します。
スケールの外観、色の濃さ、スケールの数を設定するツールもあります。画像は、7.1.2chステムのBi-zone dBとsingle dB zoneという基本的なスケールの表示例です。
測定タイプ
ラウドネス
3タイプのラウドネス測定:
Momentary Loudness(モーメンタリー)
Short Term Loudness(ショート・ターム)
Integrated Loudness(ロング・ターム)
これらはEBUの方式に対応しています。Momentaryモードは、0.4秒の分析幅を基準にします。Short Termモードは、3秒の方形窓(関数)を使用します。Integratedモードでは、75%オーバーラップする400ミリ秒の幅とゲート機能を利用します。
True Peakとラウドネスは、国際電気通信連合の策定したITU-R BS.1770-4に準拠しています。
レンジ・コントロール
この画像は、フル・レンジ、ハイ・エンド、ロー・エンド、ミドル・ゾーンのみと、同じレベルを異なる設定で表示した例です。
充実のグラフィック・オプション
色の濃さ、グラデーション、不透明度はユーザー設定が可能です。外観を全く変更することもできます。
各テスト・ポイントには多数のオプション項目があり、名称、基本色、グラデーションなどがカスタマイズ可能です。
動作環境
macOS 10.7〜12 Monterey(Appleシリコン搭載環境においては、Rosetta 2経由で動作/2023年1月現在、macOS Venturaに未対応)
AVID Pro Tools 11〜
iLok 2/3(別売)によるライセンス管理
対応ステム・フォーマット
Mono、Stereo、LCR、LCRS、Quad
5.0、5.1
6.0、6.1
7.0 SDDS、7.1 SDDS、7.0 DTS、7.1 DTS
7.0.2(Pro Tools 12.8〜)
7.1.2(Pro Tools 12.8〜)