スマートフォンで、音源操作
モバイル端末のモーション・センサーとDAWとの接続により、非常に効率的かつ直感的な方法で、手の動きを利用した音声コントロールが可能となりました。
Sound Particles社が特許出願中の技術です。
バージョン1.1の追加機能
- オートメーション情報を、Dolby Atmos互換のパンナーにコピー/ペースト(Pro Tools Ultimate、Nuendo、Logic Pro Xなど)
- 入出力フォーマットの追加(5.1.2、7.1.6、9.1.8、11.1.8他)
- LFEチャンネルの調整
- スマートフォンよる操作チャンネルが128まで増加
Space Controllerとは?
バージョン1.1について
パンニング手法の変革
ステレオの場合、ノブを使ったパン調整に何の問題もないでしょう。しかしサラウンドや3D音響の場合、ジョイスティックでさえ、意図した軌跡を作り出すのは非常に困難です。
Space Controllerは、プラグインとアプリの組み合わせによって、音声をパンニングします。ステレオから多くのイマーシブ・フォーマットまで対応。自宅スタジオからダビング・ステージまで、使用できる環境も問いません。
Sphere(球体)とCube(立方体)表示
Ambisonics、VR、その他の球体空間を想定した音響制作の場合、Sphere - スフィア・モードの表示画面が最適です。お好みの手法が従来通りであれば、Cube - キューブ・モードを選んでいただけます。
操作モード
4種類のパンニング方式があります。Mono(モノ)、Channel(チャンネル)、Rotation(回転)、Symmetric(左右対称)は、それぞれ異なる手法で、様々な音源の軌跡を生成します。
いずれのモードでも、高い精度とスムーズな挙動によって、音源を操作できます。
トラック操作
同じモバイル端末で複数の音声トラックを操作することも、複数の端末で異なるチャンネルを操作することも可能です。
例えば、2台の端末の同時使用を想像してみてください。1台は左チャンネル、もう1台は右チャンネル用です。操作端末が増えるほど、楽しくなりそうです。
パンナー機能
Space Controllerの機能を全て利用することで、自由度の高い空間表現が可能です。
モバイル端末やアプリを使用しなかったとしても、マウス操作によって、一般的な3Dパンナー・プラグインとして機能します。
アプリとの通信
Bluetoothを使用して、モバイル端末のアプリとDAWシステムを簡単に接続することができます。
複数の部屋にコンピュータが設置されている、規模の大きいスタジオの場合は、ワークフローが途切れることないよう、Wi-Fiでの接続をお勧めします。
チュートリアル・ビデオ
バージョン1.1で、LFEチャンネルのレベルを調整できるようになりました。
Space Controllerで作成したパンニング情報を、Dolby Atmos®︎互換のDAWパンナーに、コピー&ペーストで適用できます。
音源のサイズを変更可能で、各サウンドの幅を調整します。サイズ設定を大きくすることにより、より多くのスピーカーに音源が到達します。
位置関連のパラメータを、それぞれ固定しておくことが可能です。Cubeモードの座標や、Sphereモードの角度にも適用されます。
4つのモードから選択します。各音源を個別に配置/動作させたり、サラウンド音源全体を操作/回転させたり、例えば5.1ch素材の幅も調整できます。
立方体あるいは球体、いずれの画面表示モードでもパンニング可能です。必要とされるワークフロー次第で切り替えてください。
入力と出力のフォーマットを、独立して選択できます。各フォーマット内において、特定の入出力チャンネルをミュートすることも可能。
上から、あるいは正面からの空間表示を選択可能なので、どこに音源が配置されているか、常に視覚的に確認できます。
ステレオ、5.1ch、Ambisonics、バイノーラル、Atmos互換まで、パンナーの出力として多くの選択肢が揃います(製品仕様によって差異)。
スマートフォンではない、専用コントローラを使用したいですか? iPod Touchも利用できます。
無償アプリが利用可能
2種類の製品仕様
Studio(スタジオ)
- モバイル端末との接続:Wi-fi、Bluetooth
-
出力仕様:ステレオ、バイノーラル、4.0、5.0、5.1、7.0、7.1、9.0、9.1、5.0.2、5.1.2、5.0.4、5.1.4、7.0.2、7.1.2、7.0.4、7.1.4、7.0.6、7.1.6、9.1.4、9.1.6、9.0.8、9.1.8、11.1.8、11.1、12.0、13.1、22.2ch、最大6次のAmbisonics (出力ch数は、使用DAWの仕様に依ります)
Standard(スタンダード)
- モバイル端末との接続:Bluetooth
- 出力仕様:ステレオ、バイノーラル、5.1ch、1次ambisonics(出力ch数は、各DAWの仕様に依ります)
システム要件
- macOS 10.12〜(Appleシリコン搭載環境にネイティブ対応)
- Windows 10〜
- AAX Native
- AU v2、AU v3
- VST3(VST2対応は終了しています)